俺のひとりごと

好きな事を好きなように書いていきます。

モーニング娘。’15コンサートツアー春~GRADATION~

13人体制初めての単独ツアー

昨年の11月26日、モーニング娘。から8代目リーダー”道重さゆみ”さんが卒業してから約4ヶ月。

モーニング娘。’15として始まった『GRADATION』と名付けられた今回のツアー

12期メンバー4人のメンバーカラーも加わった新しい色が混ざりあい新しいモーニング娘。を作り上げるツアー

そんなツアーを今回観てきました。

 

不安を覚えるスタート

今回のツアーで初めに入ったのがツアー開始2日目の八王子公演

昼夜ともに2階の最後列より見ていました。

2階から見ると全体の動きがよく見えます。

まだまだ新参な私も昨年1年間『モーニング娘。’14』を見てきました。

一糸乱れぬフォーメーションダンスなど、不安なんて一切なかった’14

道重さゆみ率いる『モーニング娘。’14』は最強だと思っていました。

そのメンバーが引き継いだ想いとはどうなっていくんだろう?

と期待して行ったのですが、

見えてきたのはところどころぶつかりそうになったり、焦っている12期。

振りを追うので精一杯な感じにも見えてしまします。

12期は正直大丈夫なのかなって思う部分がありました。

しかし次に行った仙台公演では最後列から見ても最初に抱いた不安感もなく、しっかり溶け込み、『モーニング娘。’15』になりつつありました。

 

9期の成長

今回のツアーのテーマの一つに『9期の成長』というものがあったそうです。

前回のツアーでは一番上に立つための『9期の覚悟』がしっかりと伝わってきました。

『GIVE ME MORE LOVE』のツアーが始まった頃と、道重さんが卒業する時では全メンバーの顔つきが変わっていました。

しっかりと背中に背負い込み、あるいは心にしまいこみこれからのモーニング娘。を背負って行く覚悟が感じられました。

では『9期の成長』とは?

グループの中での最も上の立場になった9期。

史上最年少でリーダーになった 譜久村聖

横浜アリーナで見た時の彼女はこれから背負うものに対して腹をくくった顔をしていました。

これからどんな試練が待ち受けていても乗り切ってやる。

そんな顔をしていました。

実際リーダーになってすぐメンバーの相次ぐ怪我や体調不良などで試練が待ち受けていました。

しかし、動じる事なく受け止めていました。

先輩方が経験してきたものをしっかりみていたからこそ、このトラブルに向き合えたのだと思っています。

ただ、譜久村聖のリーダーの形ってどんな形なんだろう?とずっと疑問に思っていました。

あまり目に見えて見えてこないリーダー像。

サブリーダーに就任した 生田衣梨奈

生田さんは相変わらず生田さんなイメージ(笑)

だけどどこか違う。

多分もともと面倒見がいいタイプだと思うのですが、それをネタにしたりあまり表に出さない人。

見えないところでおこなう粋な事をする彼女。

多分、見えないところでいろいろやっているんだろうなと思っています。

そして、今回のツアーではMCなどで”エーイング”や”頑張って生田ー!!”のお得意なパターン(笑)が復活し、会場を大いに盛り上げてくれています。

しかし今回それだけではなく、生田さん 歌うまくなっているじゃないですか。

豊橋夜公演で佐藤優樹さんが喉を痛め急遽代打で歌ったパートの時、気持ちがのった歌声が届いてきました。

 アクロバティックなパフォーマンスといい、毎回驚かせてくれる事ばかりです。

自分を開放したエース 鞘師里保

最近1番イメージが変わったのが鞘師さん。

いい意味でクソ真面目なイメージだったけど、今は肩の力が抜けて新たなキャラが生まれたりして、いじられている感じ。

今までは先輩に迷惑かけるからいい子でいたイメージだったけど、今はメンバー(特にふくちゃん)の事を信頼して思い切った事をしているイメージ。

新たなステージに立って自然体でいく準備かな思います。

ただ、ステージ上での彼女は今まで背負ってきたものが違うと言わんばかりの圧倒的なパフォーマンスでした。

本当に16歳なのかと疑ってしまうくらい圧巻のパフォーマンス。

言わずと知れたキレとしなやかさが抜群のダンス。

しかしコンサートではそれだけではなく 、気迫のこもった表情から繰り出される歌

13人も人数がいるのにもかかわらず、まるで魔法にかけられたように目で追ってしまう鞘師さんのパフォーマンス。

今までもエースとしてずっと引っ張ってきた彼女ですが、一番上の立場になった時に、自分で自分を潰してしまうのではないかと不安でしたが、メンバーやファンの支えがあったのでしょう。

怪我から復帰した笑顔 鈴木香音

昨年末に左足首の靭帯を怪我した彼女ですが、ギリギリまで治療に専念していた様子です。

冬のハロコンでは途中から座りで参戦。

3月になってようやく完全なパフォーマンスでモーニング娘。’15に参加

長いこと離脱していた彼女は焦りがだいぶあったと思います。

新曲もステキ。 | 今日のオッスくん - 楽天ブログ

怪我(長いお休み)から復活した鈴木は、本番のステージ上の1曲1曲だけでなく、

いろんなことを取り戻そうと、スタッフ楽屋にも頻繁に顔を出し、自分自身の確認や、

他のメンバーへの伝言を預かりに来たりと、バックステージでも、忙しさを楽しんでいました。

今回のツアーでは香音ちゃんは美味しいパートをいつも以上にもらっています。

むしろ香音ヲタの方が驚きコールなどの反応ができなかったくらいです(笑)

本当に嬉しかった。

苦しい時期を乗り越えて来た彼女がいま花開こうとしているのがとっても嬉しいです(笑)

鈴木香音さんといえば愛知県出身です。

もうひとり12期メンバーの牧野まりあさんも愛知県出身となり、愛知県での凱旋が2人となりました。

凱旋公演では緑色とライトピンクのサイリウムが交互に振られ、今までないきれいな景色でした。

牧野まりあさんと一緒に出てきたダブルアンコールでは、愛知県の良いところ等を紹介し牧野さんが話しやすいように引っ張っていました。

さらにMCでは「先輩方が歌ってきたものを引き継いでいく」等の言葉を残しています。

 しっかり歴史を引き継いでいける頼もしい存在です。

 

9期は1人1人の成長は凄まじいものがあります。

10代半ばで背負い込む事ではないような事まで背負っています。

9期はバラバラなイメージ

そんな言葉を耳にすることがあります。

ですが、そんな事はない。

先ほど譜久村リーダーのまだ見えてこないリーダー像と書きましたが、

このツアーを通してだんだん見えてきたと思います。

私の勝手な妄想ですが、9期は背中で引っ張って行く。

先輩達が見せてくれたように、自分たちも背中で引っ張って行く。

それを優しく包み込む譜久村リーダー

そんなイメージが見えました。

同じ目的に向かっている9期はバラバラのように見えてしっかりとまとまっています。

最初不安を覚えた12期もしっかり『モーニング娘。』になっていました。

私は2年前に『今のモーニング娘。』を知り、初めて新メンバーの加入をみました。

頭ではわかっていても、何か違うと心のどこかにありました。

しかし、今回のツアーを見てきて「これがモーニング娘。なのか」と実感しました。

メンバーがどんどん入れ替わり、新たな歴史を作る。

そしてこれから『モーニング娘。’15』としてどんな色になってゆくのか

しっかり見ていこうと思います。